唯と2人で、彼女たちに着いて行くと、場所は屋上だった。
あ。
しゅうが寝てる。
「かすみ、しゅう何でここにいるのよ」
ヒソッと唯が聞いてきた。
「ここしゅうの居場所みたいなものなんだよね」
付き合ってるとき、そういえばいつもここに来たっけ。
「それで、何の話ですか?」
あたしが話を切り上げようとすると、前を歩いていたリーダーの子が振り返る。
「目障りなんだよね。
あたしらも先輩の浮気相手だったんだけどさ、
アンタだけ許されるのおかしくない?
先輩を脅したんでしょ?」
あたしを思い切り睨む彼女が、多分先輩を一番に愛していたんだろう。

