「ねぇ、かすみをどこに連れてくの?」 「唯…」 「連れて行くなら、うちも行く」 前を歩いていた女5人は、ため息を零した。 「あたしらはコイツに話あんだよ。 アンタに関係ないってわけ」 「うーん。でもうちかすみの友達だしさ。 第一5人で行くのおかしくない? 1人で来るの怖かったの?」 「!!」 図星だ…。 唯ってば、あたしのために、敵を作ったら―。 「連れてってください。うちも」 馬鹿すぎるくらい、本当優しい幼馴染だよ―……。