「や、やっぱり熱があるんだよっ! 保健室に行こう?」 どうして、そうなるんだ―…。 あたしは何かを間違えた? いや。 きっとこれは、先輩の照れ隠し! ふむ。逃げ腰じゃなかったら、先輩の違う一面見れるや。 「ほら、かすみちゃ―…」 「照れてるんですか?先輩」 あ―…。 何その反則を過ぎた顔。 「先輩、顔赤いですけど」 「お、俺の方が熱あるのかも!」