想像外のことを言われて、驚いていると。



「さっき駅前で見つけたコレ!

あげるからつけなさい!

後首元にもねっ。



それで先輩はイチコロよ!!」




「うーん…匂いで本当に惚れるのかなぁ…なんて」


「逃げ腰ダメ、絶対!」


「はい…」



唯から受け取った香水は、淡いピンクのボトルに入ったヤツ。

結構可愛いなぁ…。



あたし1人っこだったから、そんなの興味なかったや。




「じゃあ今日はもう帰るわね、おやすみなさいっ」


「うん。じゃあ、玄関まで送るよ」