勢いよく立ち上がったしゅうは、あたしを見ずに、
「じゃあ昼な!」
あっけなくその場から立ち去ってしまった。
いつから、だろ。
こんなにもぽっかりした気分を感じるの。
しゅう。
一途に愛せ、なんて束縛じみた言葉は言わない。
でも。
せめてあたしの前だけでは、他の子といるのを教えないで。
「……はーぁ」
何も変わらない青空に、小さくため息を零す。
唯が言っていたように、このままじゃダメだってわかってる。
わかってるんだけどなぁ…。
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