電車に乗り込むと、人が結構いて、押しつぶされそうだった。 そんな時先輩がさりげなく、ドアに手をついて、守ってくれる。 「せ、先輩…大丈夫ですか?」 「押しつぶされるの慣れてるからね」 はは、と笑う先輩。 やっぱり変。 先輩、今日何かあたしに言うつもり―……? 「そういえばかすみちゃん?」 はっと我に返ると、先輩は外を眺めていた。 気づくと、電車の揺れで、あたしは先輩の袖を掴んでいた。 「あ、ご、ごめんなさい」 ぱっと手を離そうとしたとき、先輩がそれを止める。