廊下に出ると、隼人が待っていた。 「唯、遅いぞ」 「ごっめん!んで、どこ行くんだっけ」 あたしはしゅうがいるか、下駄箱をチェックする。 あ。 いる。 じゃあ、場所は―。 「さぶ…」 屋上しかない。 辺りを見渡して、ようやくその姿を見つける。 無防備に寝ちゃって。 他の女子にここがバレていたら、襲われちゃうよ。 「しゅう」