「隼人に言われたんだよ」 「え?」 「今日」 「何を?」 だから隼人はいなかったんだ。 あれ。 遅刻してもよかったんじゃ…。 「この傷は事故の時のもの。 あの時俺は、余命宣告をされたんだ」 「え……」 しゅうは歩き続ける。 あたしはその場から動けなかった。 「だけど、」 しゅうはあたしの腕を引っ張った。