砂漠の宝石



「‥‥‥少し話さないか?」


カルマ様が背を向けたままそう言った


「はい」

最低限の返事と、顔に張り付けた偽物の笑顔


悪い人じゃないかもって心の中では思ってるよ


それでも‥‥‥


ダメなの


どこにいても脳裏にちらつく今までの人達


恐いよ‥‥‥


「じゃあ、庭に行こう!」


私は微笑んだままコクンと頷く


「よし!」


頬を手で仰ぎながら、くるっと振り返ったカルマ様は私の手を取って駆け出した