どんなふうに、生きていくか。


 そして、死んでいくのがいいか、になんて。


 ガッコのテストみたいな、正解な答えは、無い。


 そして、また。


 年齢をただ重ねたからって、オトナになっていくわけでもない。


 年をとるごとに、知らないことが増えて


 自分は、なんてガキだったんだろうって気が付いていく。


 オレは。


 早くオトナになりたかった。


 由香里を愛して、一緒に生きていきたかった。


 だけども、現実は。


 なんて、自分は、ガキだったんだろうと気付かされ。


 由香里は、オレが本当に手の届かないところに去ってゆく。