危険な愛を抱きしめて

 


 今。

 由香里を置いたまま。

 海外へ島流しになるわけには、いかなかった。



 本指名の客は。

 喉から、手が出るかと思うほど、欲しかった。


 だけども。

 これらの理由なんて。

 オレが犯す罪の、言い訳にも、ならなかった。