「ねえ大樹、クリスマスイブだけど……」
隣を歩く大樹を見上げて言う。
大樹は私を見下ろしながら優しく答えた。
「前も言ったと思うけど花乃は家で待ってて。10時頃に行くから」
「え……」
「どうした?」
「あ、何でもないよ、分かった待ってる」
かなりがっかりしてしまった気持ちを隠して、私は無理矢理笑顔を作った。
確かに前からクリスマスイブの事は言われていたけど、二人の関係は変わったんだから予定も変わるかなって期待しちゃっていた。
しかも10時って結構遅いよね。
家で大樹を待つのは全然嫌じゃないけど、人生初めて恋人と過ごすクリスマスイブ。
もっと長く一緒に過ごしたかったな。
お洒落なところで食事をして、綺麗な夜景を見たり、イルミネーションの中手を繋いで歩いたり。
ちょっと沈んだ気持ちになっていると大樹の声が聞こえて来た。
隣を歩く大樹を見上げて言う。
大樹は私を見下ろしながら優しく答えた。
「前も言ったと思うけど花乃は家で待ってて。10時頃に行くから」
「え……」
「どうした?」
「あ、何でもないよ、分かった待ってる」
かなりがっかりしてしまった気持ちを隠して、私は無理矢理笑顔を作った。
確かに前からクリスマスイブの事は言われていたけど、二人の関係は変わったんだから予定も変わるかなって期待しちゃっていた。
しかも10時って結構遅いよね。
家で大樹を待つのは全然嫌じゃないけど、人生初めて恋人と過ごすクリスマスイブ。
もっと長く一緒に過ごしたかったな。
お洒落なところで食事をして、綺麗な夜景を見たり、イルミネーションの中手を繋いで歩いたり。
ちょっと沈んだ気持ちになっていると大樹の声が聞こえて来た。