ある日、また幹部と総長とあの子が
あたしの前を歩く。
あたしは蹴られそうになって、
めを瞑り、殴られようとしたら、
「おい、なんしてんの?」、
茶髪、あの人かな?
「いじめっ子を殴ってんの。せいとーぼーえー。」
「へー。でもこの子さ、自分からいじめた、って言ったの?」
「っ!それは……」
言ってなかったなー。
「っ、言ったわよ!ざまぁみろって、言われたんだからっ!」
って、いってねぇし。
「ふーん、そうなの?かりんちゃん。」
「なんで、あたしの名前?」
「そーなの?」
「いえ、言ってませんけど。」
「だって!意見食い違ってるね、それでも
そいつ信じるの?」
「は?そうに決まってんだろ。」
「ふーん、でも俺そのこの病気
違うと思ってんだー。俺、実家が医者なん
だけどね、過呼吸ってもっと残酷なんだよ」
「っ!!!」
あの子は目を見開いた。
ざまぁみろ。
「は?お前に病気のなんがわかんの?」
「そのままそっくりおまえにかえすよ♡」
「!もうあたしをめぐって、喧嘩するのはやめてっ、!」
は?なにモテモテみたいな勘違いしてんの?

