あるひ倉庫にいくと
いつもの雰囲気と違っていた。

睨まれてる?

たぶん。

なんで?

わかんない。

なんかしたっけ?

自問自答する、あたしの頭の中で。

幹部室にはいると、あの子は泣いていた。

ボロボロの姿で。

「え?!大丈夫?!どしたの!?」

そう、あたしが言った、

すると総長は

「は?お前がやったんだろ?」

そういって、あの子に触ろうとしたあたしの
腕を引っ張りバランスを崩したあたしは

床に倒れる。

「つっいっ。」
こけた瞬間に、とてつもなく心臓のあたり

がズズって音がなるほど痛くなった。

これがあたしを蝕んでいくモンスターなんだ。
一瞬で分かった。
   
みんな、あたしが持病だってしらない。

あの子が持病だと思ってる。

心も心臓も痛くなった。


「お前なんか、いなくなれ、」

え?

「消えろ」

はいはい。


「二度とくるんじゃねぇ。」

これないでしょ。にらまれてるし

「死ね。」

うん。2年後にはもういないよ。


あたしは感情がなくなったみたいに、

むかつきも、悲しみも、いらつきも

なかった。

人なんか、信じなければ良かった。

他人って怖いんだなー。

今まで学校もあんまり行かなかったから、

ひとがこんなに怖いなんてわかんなかった。