お願い最後にもう一度…

「あと3年持たないって、お医者さんに

言われてて…」


あたしも信じた。

同じような境遇で、きっと不安なんだろうって。

でもそれは、一瞬だ。

彼女はあたしにむかって嘲笑うかのように

微笑みました。

ああ、きっと嘘なんだろうって。

でも追い出す権利なんか、あたしにはないから、なんも言わなかった。
我慢したんだ。

我慢するの、悪かったかな?

それともこんな族に入ったのが間違い?

あたしはどこかで、間違った道を歩いた。

これから道を引き返すことは出来ないだろう。

時間がないんだ。