sweet♡marriage〜俺様御曹司と偽装婚約〜





「借金のカタに、と言われれば何とも反論は出来ません。ですが、私は今、彼女が必要です。」



その横顔はとても真剣で……




「必要だと…?それは単に利用してるということだろ!」



「はい、仰る通り…私は彼女を利用しています。」



迷いの無い言葉に、私はもちろん、家族みんな驚く。


そんな堂々と……

でも、彼らしいのかもしれない。



「彼女が大学を卒業するまでの間、私の側にいること、どうか許しては頂けないでしょうか。」



「利用されると知って、娘を差し出す親がいるかっ!アンタみたいな男に借金を肩代わりされる謂れはない。お金は月々ちゃんと返していく、それで娘から手を引いてくれ……」



今まで、強気だったお父さんはいきなり床に膝をつき深々と頭を下げた。



お父…さん。


ここまでお父さんにさせる私って何なんだろ…



「お父さん、私なら大丈夫だよ……。ただ、勝手なことしてごめんなさい。親不孝な娘で…ごめんなさい。」



今更、許して欲しいなんて思わない。


でも、私はお父さんのこと…家族のこと、いつだって大切に思ってるから。