集中して作業をしたからか、思ったより早く終わった。
お腹すいた〜〜
やっぱり朝ごはんを抜いたのがキツかったかも。
時計を見ると15時過ぎ。
そりゃ、お腹空くに決まってるよ。
一ノ瀬司は夕方には戻るって言ってたけど、それまでどうしてようか。
勝手に帰ったら怒られるし……
なんて考えているとき、ドアが開いた。
「なんだ、終わったか。」
ズカズカ入ってきた一ノ瀬司は出来上がった招待状の一つを手に取る。
何ら変わらない様子だけど、少し違和感を感じる。
あれ…….何だか顔色悪い?
眼鏡を掛けているせいか、顔色の悪さはあまりわからないけれど、朝より確実に悪い。
「あ、あの…」
「マンションまで送る。早く用意しろ。」
マンションまで送るって、まだ仕事が残ってるってことなのかな。
明らか体調悪そうだし、もう帰って休んだほうが……
でも、私がそんなこと言える立場じゃない。
何も言えないまま、一ノ瀬司の後に続くようにオフィスを出ると、エレベーターの前で古賀さんに出くわした。
「……司、もう帰り?」
「いや、こいつを送って戻る。」
やっぱり、まだ仕事が残ってるんだ…

