「それ…政弘の事?」
「だってそうでしょ?なんでそんなに笑うの?」
「いや…だってそれ、俺の知ってる政弘とは正反対だから。」
「…は?」
「もしかして愛美ちゃん、仕事中の政弘見て、そう言ってる?」
「だって…仕事中しか知らないもん。職場での支部長はそんな感じだから嫌いなの。」
「じゃあ…仕事してない時の政弘を見たら変わるんじゃないの?」
「えっ?!」
「よく知りもしないのに嫌ったら可哀想だよ。政弘、ナイーブだから。試しに付き合ってみたら?」
「えぇっ?!それは…!!」
(なんでそうなるんだ?!勘弁してーっ!!)
「菅谷…。」
子犬のような眼差しで緒川支部長に見つめられ、愛美はもう何も考えられなくなって立ち上がった。
「か…帰る…。」
慌てて席を立って店を出た愛美を追い掛けようと、緒川支部長もドアノブに手を掛けた。
「先輩、後で払いますから!!」
「いつでもいいぞ。行って来い!!」
愛美は少しふらつく足取りで、駅までの道のりを急いでいた。
何がなんだかわけのわからない状況に酔いも手伝って、頭の中がパニックを起こしている。
大嫌いなはずの俺様タイプの緒川支部長が、見た事もないような優しい目でじっと見つめて好きだと言った。
知らない一面を見せられ、本来の緒川支部長は愛美が知っている仕事中の姿とは正反対だとマスターが言う。
緒川支部長だと気付く前ならともかく、大嫌いな緒川支部長だとわかった後も、不覚にもときめいてしまった自分が信じられない。
(何これ…何これ…?!わけがわからん!!やっぱ別人?ってか、私めちゃくちゃ酔ってる?!)
「だってそうでしょ?なんでそんなに笑うの?」
「いや…だってそれ、俺の知ってる政弘とは正反対だから。」
「…は?」
「もしかして愛美ちゃん、仕事中の政弘見て、そう言ってる?」
「だって…仕事中しか知らないもん。職場での支部長はそんな感じだから嫌いなの。」
「じゃあ…仕事してない時の政弘を見たら変わるんじゃないの?」
「えっ?!」
「よく知りもしないのに嫌ったら可哀想だよ。政弘、ナイーブだから。試しに付き合ってみたら?」
「えぇっ?!それは…!!」
(なんでそうなるんだ?!勘弁してーっ!!)
「菅谷…。」
子犬のような眼差しで緒川支部長に見つめられ、愛美はもう何も考えられなくなって立ち上がった。
「か…帰る…。」
慌てて席を立って店を出た愛美を追い掛けようと、緒川支部長もドアノブに手を掛けた。
「先輩、後で払いますから!!」
「いつでもいいぞ。行って来い!!」
愛美は少しふらつく足取りで、駅までの道のりを急いでいた。
何がなんだかわけのわからない状況に酔いも手伝って、頭の中がパニックを起こしている。
大嫌いなはずの俺様タイプの緒川支部長が、見た事もないような優しい目でじっと見つめて好きだと言った。
知らない一面を見せられ、本来の緒川支部長は愛美が知っている仕事中の姿とは正反対だとマスターが言う。
緒川支部長だと気付く前ならともかく、大嫌いな緒川支部長だとわかった後も、不覚にもときめいてしまった自分が信じられない。
(何これ…何これ…?!わけがわからん!!やっぱ別人?ってか、私めちゃくちゃ酔ってる?!)



