オフィスにラブは落ちてねぇ!!

愛美は“政弘さん”の肩にもたれて頬をすり寄せ、温もりと幸せを噛みしめる。

(心地よすぎて、今日は私が帰りたくなくなっちゃいそう…。)

「やっぱり猫みたい。今日は存分に甘えて下さい。」

“政弘さん”は笑いながら、猫にそうするように、指先で愛美の喉元を撫でた。

愛美は照れ臭そうに“政弘さん”の頬に顔を寄せて、チュッと口付けた。

「政弘さん、大好きです。」

“政弘さん”は嬉しそうに笑って、愛美を抱きしめる。

「俺も愛美が大好きです。今日は狼になってもいいですか?」

「…聞かないで下さい。」

愛美が恥ずかしそうにうつむいて呟くと、“政弘さん”は長い腕で愛美を抱き上げ、ベッドに運んだ。

「いきなりはなんだから…ゆっくりじゃれつこうかな。」

“政弘さん”は愛美の髪を撫でながら、頬や額に何度も何度もキスをする。

愛美は頬や額に当たる柔らかい唇の感触に、くすぐったそうに笑って、“政弘さん”の髪をそっと撫でた。

「ふふ…かわいい。」

「かわいい…?」

かわいい、と言う愛美の言葉が心底意外だと言う顔をして、“政弘さん”は髪を撫でる愛美の手を取り、ベッドに押し付けた。

「かわいいなんて言えないようにしちゃおうか。」

“政弘さん”は唇で愛美の唇を塞いで、ついばむような甘いキスをする。

「今日は、手加減しないよ?」

「…え…。」

「いや?」

愛美が小さく首を横に振ると、“政弘さん”は耳元に唇を寄せて甘い声で囁く。

「愛美、大好きだよ。何があっても俺が守るから…この先もずっと、俺の隣で笑ってくれる?」

“政弘さん”は愛美の目を覗き込むようにして返事を待つ。

愛美は潤んだ目で、“政弘さん”の目を見つめた。

「ずっと、大事にしてくれますか…?」

「めちゃくちゃ大事にするよ。」

“政弘さん”は愛美の目から溢れる涙を優しく指先で拭って、愛しそうに口付けた。

「ずっと一緒にいよう。」

「ハイ…。」