「最高だろ?俺の妹は」 いつからいたのか、マッシーさんが俺の隣で勝ち誇ったように言った。 「はい。最高です」 彼女だけを見つめて答える。 「すみません、マッシーさん。彼女を好きにならないって言いましたけど、俺、無理です」 もう彼女しか見えない。 「お前が誰だろうと、俺のダチには変わらない。けどな、七倉。妹を泣かせたら、ぶん殴るぞ」 マッシーさんの言葉に、俺は深く頷いた。 君が好きだ。