胸には殴り書きみたいな字で『リコピン星人』と書いた名札をつけている。 「もしかして……マッシーさんですか?」 マッシーさんがここにいるのは理解できる。 そりゃ、妹の試合くらい見に来るだろう。 けど…… 「なんて格好してんすか?」 マッシーさんの格好は、俺の理解を超えていた。 マッシーさんは俺の質問に答えることなく、その場でトマト頭を脱ぐと、俺にかぶせた。 「いってこい。雛子のところに」 マッシーさんは、豪快に俺の背中を叩いた。 「大事な妹を、泣かせたら許さねーからな」