Soul Lovers~世界で一番愛する人へ~




「なななななな」



気が動転した私は、腰を抜かすようにその場にへたり込んでしまった。



そんな私に気づいているのか、いないのか。七倉さんは片膝を地面についてトマトを拾っては、私が持つレジ袋に入れた。



「はい。最後の1個。それにしても何個トマトを買ったの?その袋の中、ほとんどトマトじゃない?」



目を丸くする七倉さん。私はどうにか気を取り直して、その場から立ち上がる。七倉さんも同じように立ち上がった。



「兄の主食なんです」



大きな目をますます大きくする七倉さん。



「マッシーさんの主食?トマトが?」