「マジ、いい歳して何やってんすか?」 「音楽に年齢は関係ないぞ、青年」 おっさん口調で答えるマッシーさん。そもそも……。 「音楽、全く関係ないじゃないですか」 ただの悪ふざけでしかない。けどマッシーさんは、 「遊び心を忘れたら、良い歌、歌えねーぞ」 今の俺にズシンと響く言葉を投下した。 「てことで」 マッシーさんはそう言うと、対戦相手からマイクをぶん取って俺に渡した。 「今度はお前と俺でラップバトルだ!」 高らかに宣言したマッシーさんに、怒号のような歓声が上がった。