「あれって……マッシーさん?」
悪い笑みを浮かべて次々と服を脱ぎ捨てる2人の内の1人が、よく知る人物だと気づく。
「まだまだ!」
「これでとどめだ!!」
上半身裸。ズボンも靴も靴下も脱いだ2人が、最後の一枚に手をかけたとき、俺は思わずステージに向かって走ってた。
「なにやってんですか?マッシーさん!」
「お?来てたのか」
必死にマッシーさんと、もう1人のラッパーのパンツを掴んで、全裸になるのを阻止すると、のんきな声でマッシーさんが言った。
「お前も脱ぐか?」
へらっと笑ったマッシーさんにイラッとして、マッシーさんの頭をはたく。
「いてっ!乱暴だなー、七倉は」


