クリスマスイブ。
テニス部のみんなに、クリスマスパーティーに誘われたけど、なんだか皆で大騒ぎする気分になれなくて、その誘いを断った。
兄の雅高は、コーギーに行っていていない。
一人ぼっちの静かな家で、Soul Loversの曲を流す。
大好きな七倉さんの声を聴いていると、ふいに寂しさが押し寄せた。
七倉さんの優しさに触れられるだけで、幸せだって思ってたけど、
やっぱり思う。
「七倉さんに、会いたい」って。
今頃、ライブ中かな?
リビングにある、古ぼけた振り子時計は夜の8時を指していた。
綺麗な七倉さんの歌声に包まれて、気が付くとソファーの上で眠ってしまった。
薄れゆく意識の中、ここにはいない七倉さんに問いかける。
今度はいつ、会えますか?


