最後の曲は、初披露の新曲だった。
七倉さんが、マイクを持って今までの想いを語る。
「事故に遭って、入院して。ベッドの上、何もできないでいた俺に、勇気をくれた人がいました。その人は、苦しくても、どんなに辛くても、絶対に逃げないで、現実に立ち向かっていく人で。
その人がいたから、俺はまたSoul Loversとして、再びステージに立つことができました」
大きなステージの上から、七倉さんはまっすぐに私を見る。
「彼女のように、俺の歌でみんなに元気になってほしくて、俺が作ったSoul Loversの新曲です。聞いてください」
軽快なギターの音から始まった曲は、聞いてるだけで楽しい気持ちになる歌で、
気が付くと、会場全体が一つになったみたいに飛び跳ねていた。
『もう無理だなんて言わないで
俺が側にいるから
限界なんか飛び越えて
2人で行こう』
七倉さん、
何度思ったか分からない。
あなたの目に、
あなたの声に、
ドキドキが止まらない。
あなたが好きです!


