七倉さんの体には、沢山の管が繋がっていた。
管の先には、点滴の薬とか、器械があって。その中心に眠る七倉さんの顔には、包帯が巻かれていた。
綺麗な七倉さんの痛々しい姿に、息をするのも忘れて見詰める。
竜也さんは、そんな私をじっと見ると、部屋を出た。
私に気を使ったのか、兄も病室の外にいて、ここには七倉さんと私の2人きりだった。
真っ白の壁。真っ白のシーツとカーテン。
全部が真っ白な中、私と七倉さんは、この世界に2人きりの異質な存在のように思えた。
ゆっくりと、七倉さんに近づく。
眠っているのだろうか?
七倉さんに触れたいけど、全身傷だらけで、どこに触れたらいいのか分からなくて、伸ばした手を引っ込めた。


