ポツリと呟いた私の言葉に、2人が固まった。 「え?あんた」 「おい……雛子」 奇妙な沈黙が流れる。 私、変なこと言った? 眉を寄せて、真剣な顔で悩んでいると、 「もしかしてって、思ってたけど。やっぱり伝わってなかったの?」 店内に響く声。 綺麗な、綺麗な、 大好きな声が聞こえて、振り向いた。 そこには七倉さんが立っていて、困ったように私を見ていた。