夏の終わり、恋花火

動物たちは見事に暑気にやられてノロノロと行動している。

部屋から出てこない動物さえもいる。

ライオンなどの肉食動物など、重なりあって横たわり、リラックスしまくりの寝顔で、野生を忘れてしまったかのようだ。

拓海くんとあたしは多いに笑った。

「動物たちはごちゃごちゃ色んなこと考えたりしなくていいからいいよね..」


拓海くんが遠い目をして言う。


「そうだね...


でも..
あたしたちは人間だから...
無駄にいろいろ考えて考えすぎてしまうのかもしれないね」

拓海くんの遠い視線の行方を探す。
見つからないけど。


「中2の夏...」


拓海くんがゆっくりと語り出した。