夏の終わり、恋花火

「拓海は、あゆみとは別れられないよ...」



「え...??」



光太郎の言葉の意味をとっさに脳が探し始める。


「拓海が好きなんだろ??」


光太郎は気づいていたんだ...


頭の先から、血の気が足元に落ちていく感覚がした。

あたしは何をしてたんだろう?
その気持ちを知りながら一緒にいた光太郎の気持ちはどんなものだったの?


何も言えなかった。


「拓海とあゆみは別れない。渚が辛い思いするだけだよ」


色んな衝撃がいっぺんにやってきて
立ち尽くすことしかできない。


別れられない?


あゆみと拓海くんの間に何があるんだろう??