夏の終わり、恋花火

あたしは拓海くんが好きだ。



その瞬間、ハッキリと確信してしまった。

気づかぬように、気持ちに丁寧に蓋をして、絶対開けないようにしていた。

いつからだろう?


たぶん、ひと時も忘れたことなんてなかった。


花火大会をすっぽかされた日も
勝手に転校して居なくなっても

あゆみの彼氏として突然現れたときも

あたしの心のすべては拓海くんに向いていた。


わかっていた。
わからないふりをしていただけ。


あたしは未熟だ。


ずっと探していた。

ずっと待ってた。


なのに、恥ずかしくて惨めで
認めたくなかった。


かわいそうなあたし。



これからどうしたらいいの?