「きゅ、急じゃない?
きょ、今日じゃなくても…」
「愛梨が、そう言って何日。いや、何ヶ月。いや、何年たったと思ってんの?いい加減にしなさい!」
お母さんみたいに怒られ、美和ちゃんは
プンプンと分かりやすい程、足音をたてながら教室に入り、自分の席に座った。
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「キーンコーンカーンコーン…
キーンコーンカーンコーン」
お、終わった〜。
もう、放課後だ〜!!
「愛梨〜?行くわよっ!
荷物持ちなさい!」
えぇ〜?早いっ!
「ま、待って。心臓がっ…
き、緊張してきて…だめかも〜!!」
ドキッドキッ
や、やばいかもっ!
「何言ってんの?行くよっ!
走って!相手は、学校一モテる男よ!
そして、たらし!急がないと、他の女とどっか行っちゃうでしょ!走れっ!」

