「でも、ほんま凄いわァタイムちゃん!さすが新聞部部長!」

「でっしょー☆ふふんっ、凄いでしょ。タイムは!もっと褒めて褒めて!」

「なんで国吉がドヤんだよ!」

皆が騒ぎ出した。

……凄くなんてないよ。

私は本当に使い物にならないんだよ。

美色がいないと何も出来ない、本当は空っぽなんだ。

微かにチリチリと痛むこめかみを抑えつつ、私は調査用とは別の手帳に今日の事を書き込んだ。




これ以上、何も忘れたくない……






『ジェラートガールは振り向かない』……Fin.












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