永澤くんは、意地悪で優しくて。







でも少し不器用で。







そんな所も、全部全部大好きなんです。







「……おいで」




保健室のベッドの上。


永澤くんのマスカットの香り。




そんなふうに手を広げて、私を待ってくれる。






君の仕草一つで胸が高なって、




君の言葉一つで一喜一憂しちゃうの。






これが恋ってやつなんだ。