ぎゅってしてもいいですか。






「……っ、はい」




もうどーにでもなれと心の中で思いながら、スプーンを遥輝先輩の口へ。


すると、すぐさまスプーンの上のオムライスにパクッと食いついた。




……って、待ってこれ、間接キスじゃ……?




1人ボッと顔を赤くする。


わ、わ、これじゃ意識してんのバレちゃうよ……。



スプーンを持っている手を下ろし、遥輝先輩からパッと顔を背けた。




「ん……おいし」



低音でちょっと甘い声を出しながら、じっと見つめられる。







な、なんでこっち見つめてくるんだ……っ。




恥ずかしさを誤魔化すように、オムライスを次から次へと口に運んだ。




「なに?意識してくれんの?」



「んッ!!……〜〜ッ、ゴホッゴホッ……そんなわけっ!」




突然図星をついてくるもんだから、むせちゃったよ。

胸をドンドンと叩いた。



「ふーん?身体が反応してるみたいだけどね?」



ただむせただけなのにっ!そーゆーエロい表現するなっ!


……って、ヤバい。なによエロい表現って。


私がそーゆー風に聞こえてるってことじゃん────。




あーもー。これじゃ私の負けみたい……。



ダメダメっ!弱気になっちゃ!遥輝先輩を萎えさせるんでしょ?


まだ終わってないっ!