「なんか飲む?」 「んん、まだ大丈夫」 「そっか」 分かった、と頷くと、永澤くんはミニテーブルに私の向かい側へ座った。 「じゃ、早速始めよっか」 私が一声かけると、2人で勉強道具をテーブルの上に出す。 「どっか分かんないとこあったら言って?」 「おう。ありがと」 一応、永澤くんが主の勉強会だからね。