大きな遊園地のシンボルの観覧車から降りた私たちは、

そのままアイスクリーム屋さんへ。



ケータイのディスプレイを見ると、午後2時36分。


もうそんな時間になるんだなぁとか思いつつ、永澤くんと手を繋いで行った。




……カレカノっぽいこと、してるんだ。


そう思うと、心臓がドキンドキンと速くなる。




手からは永澤くんの温度、やわらかさが伝わってきて。


好きだなぁって、そう感じた。





この想いぜんぶ、手からキミに届けばいいのに────。