「────つ、きの……」 小さくつぶやくと、月乃は肩をビクッとさせ、どこかへ走っていこうとして。 「待って、待てよ、月乃っ!」 手をつかもうとするも、ダンボールを持っている手では無理だった。 「わ、たひ、係の仕事が、ありゅ、かりゃ……っ、あるから!」 ろれつが回らず、顔が真っ赤なのを手で隠そうとする。 ────────月乃。 俺、うぬぼれてもいいの? 月乃は俺が好きだって……。