「その言葉、そのまま返してやる。
貴様に遥は渡さない」
すぐさま遥空が地面を蹴り、沖田さんに斬りかかる。
キィーンと刀がぶつかり合い、それからのつばぜり合い。
刀で押し合いながら、二人はにらみ合う。
「さすが新選組の沖田!やるなぁ!」
高杉さんが橋に寄りかかり、腕を組みながら様子を見つめていた。
「おそらく実力は互角だろう!
けど沖田が怪我してる分、遥空が優位だな!」
余裕気に微笑んだとおり、じりじりと沖田さんの足が後ろに押されていく。
「…はぁっ…は」
呼吸はどんどん荒く、不規則になっていく。
刀の構えも、利き腕の右腕を斬られ、それを左手でかばうように構えている。
昨日あんなに血を吐いて、まともに戦える状態じゃないのに怪我までして。
このままじゃ沖田さんが……。

