「遥空はさ、陰陽師なんだよ」
私の動揺に気づいたのか、高杉さんが教えてくれた。
おん…みょうじ……?
「いわば術使いさ。
式紙に術を込めれば、攻撃もできる、結界も張れる、人の動きも操れる……」
私の額に張り付けられた式紙を見つめ、口角を上げる。
「便利な力だろ?
幕府もバカだな、こんなすごい力を使わないなんてな!」
腕を組んでうなずく高杉さんに、遥空が肩をすくめた。
「陰陽師に地位があった昔とは違う。
俺らは幕府にとって″迷信を唱えるまがいもの″でしかないんだろう」
「俺はそうは思わないぞ!
おまえは強い!おまえとなら、本当に倒幕を成し遂げられると思ってる!」
高杉さんはガッツポーズを見せると、私のほうを向く。

