遥か~新選組桜華伝~



そんな遥空を見て疑問に思ったこと。


「どうして……。
そんなに早く幕府を倒そうとするんですか?」


例え私が力を使わなくても、長州は数年先にも幕府を倒す。


「遥空は未来を知っているんでしょう?」


「あぁ」


「幕府は滅びるとわかっているのに。

人々を殺して天下を取ろうなんて……。

最低なことをしてるって思わないんですか!」


唇を噛みしめてうつむくと、遥空が舌打ちするのが聞こえた。


「何も知らないくせにぎゃーぎゃー騒ぎやがって……」


「騒いで当然じゃないですか!
だって、あなたはたくさんの人々の命を奪おうとしてるんですよっ!」