その、超低コストで出来たゲームは、タイトルのネーミングコストを疑うあたしの心配をよそに、20代後半の男性を中心に爆発的に売れたのだ。 『ももりん〜♡ももりん〜♡』 「ももちゃんいいなぁ。名前が一緒ってだけで嵐山くん独占だもん。」 「確かに〜!」 近くで頬を染めてキャーキャー騒ぐ女の子たちがあたしたちを見て言う。 「もも、よかったわね〜名前が一緒ってだけで大和王子に好かれるなんて」 あたしの事情を知っていながらもニヤニヤしながらそう話すのは親友の綾瀬るは。