☆桜side☆
「おい馬鹿起きろ。」

私は思いっきり彼の頭を叩く

「いっっっった!!!そういう起こし方は良くないと思いますよ?!桜さん?!」

私はケラケラと笑ってみせる。

「彼女なら目覚めのキスで起こして…」

私は彼の戯言をスルーして台所に向かう。

同棲してからいつもあんな感じで少し鬱陶しく思えてきている。

たまに好きなのかすら不安に思う時もある。

「桜?何してんの?今日休みだよ?」

「へ?」

カレンダーを見ると祝日でも土日でもない。

「なんで?」

「創立記念日」

そういえばそうだった気がする。そう言われるとまだ朝の5時半…やる事は寝る事だ。

そういう事で布団の中に戻った。