「ありがとう。参考になった。」

そう言うとパソコンに向かい何かを作成し始める。

そろそろ帰ろうと思い、立ち上がるとゴミ箱の中に手紙が入ってるのを見つけた。

「本当に捨てるんですね。」

「え?」

「なんでもないです。私帰りますね。」

そう言って玄関の方に向かう。

そのとき

「桜はさ、なんでそんなに手紙にこだわるの?」

だってさ思い出なんだもん。好きな人とのものは残しておきたいものだもの。

重いかな。呆れるかな。それが好きってことじゃない??

それほど大きな存在にあなたはなっているのよ??