「小鳥遊先生。お土産です。」

そう言ってスーパーの袋をつき出してくる。

「ありがとう…。」

昨日のことなんてなかったかのように接してくる桜…もしかして、告白も夢だったのかもしれない。

多分きっとそうに違いない!

俺はそうやって納得することにして平常心を保った。

「ところで…何しに来たんだ?」

俺は寝ていた布団を片付けながら聞く。

「あ、仕舞わないでください!干しますから!あまりにも部屋が汚ないのでお掃除しに参りました!小鳥遊先生はお気になさらずにじっとしててください。」

俺の部屋…そんなに汚ないかな…。