いきなり小鳥遊先生が後ろから抱きついてきた。

風邪のせいか熱い…でも…。

「ごめん。泣くなんて思わなかった。」

そう優しく言った。

「昔のことだし、今は教師で同じ職業で関わりとかあるわけで水に流して欲しかったんだ。ギクシャクするのも嫌だったから。公私は分けたいから…。」

そう言うことで持ち帰って捨てようとしてたんだ…。

「でも…。気持ちは変わってない…。なんて言ったら引くかな…。」

そう小声で小鳥遊先生は呟いた。

私は小鳥遊先生の腕を握る。