「ここにあったか…。処分し忘れてた…。」

そう言って手紙をゴミ箱の中に放り投げる。

「なんで?小鳥遊先生が書いた手紙だよ?捨てるなんて…。」

「だからだよ。忘れろ。」

忘れろ…なんて…忘れるわけないじゃん…。

いまでも…好きなんだから…。

だからあの手紙捨てれなかったのに…。

そう思うと涙が出てきた。

「ちょ…?!桜?!」

小鳥遊先生はもうあたしのこと好きじゃないってことなんだよね…?

「桜…。」