時計を見ると9時を回っていた。

「とりあえず、その調子なら明日休めばなんとか明後日から復帰できそうだな。」

そう言って、小鳥遊先生は私のおでこに手をやる。

「あ、普通に明日から行きますよ?はっきり言って元気ですし。」

熱をだすと、その日に治ってしまう私の体。

丈夫なのか丈夫じゃないのか。

「ダメだ。寝てなさい。桜は無理して溜め込むことあるの知ってるから…。」

そう言って私のあたまをぽんぽんしてくる。

そんなんやられるとさ…

まだ気持ちが残ってる私にとっては…

“期待”しちゃうじゃん…。