そう言って、ギュッと目を瞑る。

…。

…あれ?

…何もされない?

…何で??

…ゆっくり目を開けると。

…‼︎


目を開けたと同時に、不意打ちのキス。

驚く私をよそに、司は断然余裕顔で。

…なんかムカつく。

「…もぅ」

そう言って、怒った顔をしてみせるが…

また、司にキスをされる。

…今度は、長く大人なキス。

…司のキスは、あまりにも甘くて。

蕩けてしまいそう…

「…これ以上はヤバイ」
「…へ?」

「…オオカミになる前に止めとく」
「…///⁉︎」

その言葉に真っ赤になった私を見て、司はフッと笑って、もう一度キスをすると、私を抱きしめて眠りについた。

…なんか、幸せすぎる。

私も、司に甘えるようにそっと抱きついて、眠りについた。