ストーカー。ダメ、ゼッタイ。

「〜♪〜♪」


猫ちゃんが歌ってる時、外からガシャーンと音が聞こえた。


「お兄さんかな?(笑)」

「どやろ」

「ちょっと行ってくるわ!」


期待を込めてドアを開けると、お兄さんが食器をたくさん抱えて立っていた。

辺りにはコップが散らばっていて、落としちゃったのかってわかる。

閉まりかけるドアの隙間から「お兄さんや!」と口パクで猫ちゃんに伝え、私はお兄さんに向き合った。


「大丈夫ですか?」

「ああ、すいません(笑)大丈夫です」


とか言いながら、今度はストローを落とす。

私はそれを拾って「持ちますよ!」言った。


まぁ当然ながら「いや、大丈夫ですよ」って言われたんだけど、完全に大丈夫じゃなさそうだし。


なにより


私がお兄さんといたいってことでして。


でもそんなこと言えないから「大丈夫です!持っていきます!」と言った。